チップ専用船のサービス

当社では、国内有力製紙会社並びに国内有力商社扱いの木材チップを輸送するチップ専用船を保有・船舶管理・運航し、豊富な経験を基に高品質のサービスの提供に日々努めています。
近年の電子媒体の発達により、特に先進国においては書籍・新聞・雑誌向け用紙の需要は減少傾向ですが、一方で世界的に生活用紙のマーケットはさらなる発展が見込まれています。
また中国やインドなどでは一人当たりの紙の消費量は先進国に比べて少なく、今後のチップ輸送の需要拡大が期待されます。当社のチップ専用船は世界5大陸の積地から、日本・中国・インド・韓国・台湾などの揚地へ、まさに顧客のベルトコンベヤーとなって各工場へのチップ輸送に従事しています。

チップ専用船のサービス
チップ専用船のサービス

当社のチップ専用船事業は、世界のチップ船の創生期である1967年に当社親会社の日本郵船との共有船「広丸」・「丸住丸」の当社日本人船員の配乗並びに船主業務を引き受け、1968年「呉丸」に当社日本人船員の配乗並びに船主業務を引き受けたことに始まります。1972年には自社で保有かつ運航する第一船である「豊陽丸」が竣工しました。’70年代から’80年代前半には長期契約に従事する自社保有船や傭船によるスポット輸送・数量契約輸送(COA)などを通じてノウハウを蓄積していきました。1985年のプラザ合意以降の円高のため海外からのチップ輸入のニーズが高まったことにより、’80年代後半には業容が大きく発展しました。また当社では ’90年代よりチップ専用船を南米から欧州・東南アジア向けの大豆粕輸送にも数多く投入し、チップだけでなく世界の大豆粕輸送にも貢献しています。

現在当社のチップ専用船事業は、日本海運業界の大手3社に次ぐ日本4位のチップ輸送量を誇る重要な社業となっております。さらに近年では製紙用チップだけでなく、環境負荷の低いバイオマス発電用のチップ輸送にも参画を果たし、当社のチップ船事業は未来へ向けてその発展を続けています。

当社チップ専用船竣工履歴

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